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コラム

2025.02.20更新

雨漏りは塗装で修理できる?悪徳業者に騙されないための補修工事知識

ある日「あの天井のシミ、もしかして雨漏りかも」と気が付いて、雨漏りが急に心配になる方もいらっしゃるでしょう。

雨漏りについてのご質問やご相談は、創栄工務店でも多いお問い合わせのひとつです。

雨漏りは、外壁のクラックや屋根のひび割れた隙間などに雨水が内部に浸入し、長い時間をかけて染み出していき、木部や壁を腐らせます。

さらに、一度壁や屋根の内部に水路(みずみち)ができてしまうとやっかいです。

この場合、補修するには高度な技術が必要となります。

そのため、雨漏り工事を含む塗装工事は、工程が増える分、費用が高くなるのです。

ところが、この雨漏りについて、塗装工事だけをして補修工事をせずにごまかしてしまう悪徳業者がいます。

雨漏り工事の検査方法や、工事の内容を知っていれば、こうした業者に騙されないのですが、値段の安さだけに注目して工事内容を見ないと、騙されてしまうのです。

そこで今回は、雨漏り補修工事について、プロならではの視点で詳しく説明したいと思います。

ぜひみなさんが工事を依頼する際に、参考にしてみてください。

塗装工事で雨漏りが直せる?は間違い

結論から言うと、塗装工事で雨漏りは直せません。

なぜなら、塗装で雨水の浸入口を隠すことはできても、塞ぐことはできないからです。

そのため、雨漏りがある場合には、塗装工事をする前に補修工事をする必要があります。

ところが、悪徳業者はこの補修工事をせずに、塗装工事だけを行います。

補修工事という工程を省き、お客様に安い工事金額を提示するのです。

雨漏りの補修工事について必要な工程を知らないお客様は、金額だけ見て「安い」と思い、悪徳業者と契約してしまいます。

結果、お客様は無駄な塗装工事費用だけを払って、雨漏りの原因を補修できないまま工事することになるのです。

そのため、すこし時間が経つと、また雨漏りの症状がでます。

そうした無駄な工事をしないためにも、お客様は雨漏りに必要な工事を知り、知識を身に着ける必要があるのです。

その知識を持って、見積書や工事中の作業もチェックをご自身でもできるようにしましょう。

 

プロが教える雨漏り原因の探し方4つ 

プロが行う雨漏り原因の探し方には、代表的なもので以下4つの方法があります。

現場調査する際に目視で原因を探す

現場での経験をもとに、雨漏り箇所から想定して原因を探します。

ただし、目視での点検は確認できる範囲が狭いため、雨漏り原因を発見できないこともあります。

目視できない部分をドローンで空撮するなどして原因を探す

梯子をかけられない家の2階、3階部分や、屋根上など。目視ができない箇所には、ドローンなどで空撮します。ドローンを使用することで、広範囲の点検が可能です。

そして撮った写真や動画を見ながら、原因箇所を探ります。

赤外線調査(サーモグラフィカメラ)で温度の低さから水路を探す

水が通っている箇所の温度が下がるのを利用して、赤外線カメラで家全体を撮影して、雨水の水路や雨水の侵入口を探します。

散水試験をする

家の周りに足場を組み、原因と疑われるところに水を集中的にかけ、原因を突き止めます。

以上の方法で、雨漏りの原因を探ります。

雨漏りは、症状の出ている場所の発見は簡単ですが、雨水の浸入口である雨漏りの原因を探すのは非常に難しく、塗装工事のプロであってもなかなか見つけられません。

通常雨漏りの検査には足場が必要とされますが、ドローンでの撮影では足場を必要としません。そのため、費用を抑えた雨漏り調査が可能です。

上記3つの方法で雨漏りの原因が発見できない場合には、最終手段として足場を建ててから散水試験します。これにはある程度検査費用がかかるので、足場を無駄にしないためにも、塗装工事と一緒に行うといいでしょう。

雨漏りの補修工事は、検査や調査もせずに工事を始めることはありません。

必ず、雨漏りの原因を探すための現場調査を行います。

雨漏りの補修工事を依頼する際には、しっかりと現場調査や原因調査をしてくれる業者を選びましょう。

雨漏りの補修工事方法

ここからは、雨漏りの補修方法をいくつかご紹介します。

雨漏りの補修方法は、家の環境や状態によってさまざまなため、あくまでもこれは一例としてご覧ください。

外壁のクラックが原因の場合

外壁のクラックには、ヘアークラックと呼ばれる幅0.3mm以下、深さ4mm以下の髪の毛ほどのクラックと、通常のクラックがあります。

ヘアークラックは構造上あっても問題ないとされているため、補修工事はしません。

しかし、これ以上クラックが広がらないように弾性の塗料で施工したり、樹脂などを注入したりして予防工事をします。

その他のクラックは、補修工事が必要です。

クラックが大きい場合には、中に水が浸潤し、サイディングの下にある胴縁と呼ばれる木の枠が腐っていたり、防水紙が破れ、下のベニヤ板まで傷んでいたりする場合があります。

その場合にはクラック部分の外壁を剥がし、腐っている部分を取り除き、木材で補強を行い、補修してからクラックを塞ぎます。

サッシ周りのクラックが原因の場合

モルタル壁の場合など、サッシ周りにクラックが出やすく、窓枠の隅からヒビが入り、サッシ枠に隙間が空くと雨水が浸入します。

その場合にはクラックの補修工事を行い、サッシ周りにもコーキングすることで雨水が入り込まないように補強します。

天窓、出窓なども雨漏り原因になることが多く、その場合にもやはり補修工事、コーキング工事が必要です。

屋根材の割れが原因の場合

屋根の瓦やスレートなどが、台風などで運ばれてきた石やごみなどで割れ、空いた隙間から雨水が浸入する場合があります。

屋根上は、現場調査の際にチェックができない箇所の一つです。

昔は職人がベランダを足掛かりにして、屋根上に登ってチェックをしましたが、現在では労働安全衛生法などで、危険な行為自体ができなくなっています。

そこで、弊社ではドローンで空撮し、屋根上の割れなどを現場調査の段階でチェックするのです。

また、こちらの補修工事は、塗装の職人ではなく専門の屋根職人が行います。

外壁の補修工事と同じく、内部の状態を調べ、腐っている場合には補強するなどして工事をするのです。

雨漏りの補修工事で重要な高圧洗浄

塗装工事をする前には、塗料の密着力を上げるために高圧洗浄を必ず行うのですが、雨漏り補修でもこの高圧洗浄は重要なポイントです。 

雨漏りの補修工事は、高圧洗浄をかける前に行う場合と、高圧洗浄をかけてから行う場合がありますのでご紹介いたします。

高圧洗浄をかける前に補修工事を行う場合

雨漏りの原因が分かり、補修できる場合には高圧洗浄をかける前に補修工事を行い、その後高圧洗浄をかけ、散水試験を兼ねます。

高圧洗浄をかけてから補修工事を行う場合

綺麗に汚れを取ってから補修工事をした方がいい箇所は、先に高圧洗浄をかけます。

それ以外には、雨漏りの原因がはっきりしない場合にも、先に高圧洗浄をかけ、雨漏りの原因を探る散水試験を兼ねます。

雨漏りの補修工事は現場経験豊富な職人の業者へ依頼がおすすめ

雨漏り工事ほど、現場の経験がものをいう工事はありません。

それだけ、雨漏りを止めることは難しいからです。

たまに、「防水の塗料で塗装をすれば、雨漏り箇所の補修ができるのではないか」と勘違いされる方がいらっしゃいますが、このブログでご紹介したように、ほとんどの雨漏りは、雨水の浸入口を塞ぐだけでは止まりません。

例えば雨樋の詰まりが原因で、雨漏りになる場合もあります。

雨樋がゴミや枯れ葉で詰まり、水が予想外のところへ流れ、壁のクラックから雨水が浸入するのです。

この場合、雨漏り原因を補修するだけでなく、雨樋にゴミが溜まらないように工夫して工事する必要があり、職人の知識と経験が必要です。

雨漏りの補修工事方法は、家の状態によって違います。だからこそ、経験豊富な職人業者へ依頼しましょう。

まとめ

雨漏りは、塗装工事だけで補修することはできません。

きちんとした点検・調査と、補修工事をした上で塗装工事をすることが重要です。

このブログで紹介した雨漏り原因の探し方や、雨漏りの補修工事方法を参考にすることで、ひとりでも多くのお客様が悪徳業者に騙されることを回避できれば幸いです。

もしも雨漏りについて不安がある時は、どうぞ弊社にご相談ください。

雨漏りは発見が早いほど、補修箇所が少なく費用を抑えることができますし、ドローン調査であれば、1時間ほどで手軽に点検を行うことができます。

創栄工務店でこれまで培った知識をもとに、お客様の家の環境と状況に合わせて現地調査をし、お客様の家のトラブルに向き合います。

弊社の点検は高精度かつ短時間で、基本無料です。

雨漏りにお困りの方や、雨漏りにご不安のある方は、お気軽にご連絡ください。

お客様のことを第一に考え、工事いたします。